特徴

講師: 音声学を履修し、免許を取得した講師が担当

東京外国語大学で教職を学び、教員免許を取得した日本人講師が、基本から上級まで担当します。
上級では外国人の講師の授業も受けられます。

学習システム

日本では、多くの人が英語の資格を持っています。
しかし、「英語で話せない」ため、社会でたいして役に立っていません。

ではなぜ話せないのでしょうか。
それは日本人のほとんどが、「基本」を理解はしていても、身につけていないからです。
「身につけている」というのは、文法も日本語も考えずに、「習った英語が話せる」状態のことです。

この状態、つまり英語が身についていない状態で、いきなり英語を使って授業をすることは生徒にとってつらいことであり、勉強の効率も悪いため、当学園では行いません。

「英語で授業を受ければ英語が話せるようになる」 と考えないでください。
外国語の習得はそんな簡単なものではありません。
他の習い事と同じように、指導者の指示に従い、一人一人が努力して身につけていかなければならないのです。

当学園では、「同時通訳の神様」と呼ばれた國弘正雄氏の勉強方法を採用し、学んでいきます。
大切なことは、だれでもできる方法でなければならないということです。
幸いにも、國弘氏の方法は、だれでもできるのです。

英語の学習効率を考慮し、「基本」から「上級」まで、日本語で学習します。
特に、発音に関しては、音声学を利用し、発音の仕方を図に書いて分かりやすく指導します。
※ただし、中級と上級の一部は英語による授業になります。

教材、内容

●大人
「基本」
中学の教科書: 文法、音読方法、訳し方を学びます。1週間後、生徒が音読し、講師が発音を直します。

「中級Ⅰ」
会話文: 日常生活のさまざまな場面での会話文を学びます。音読後、英文の説明を受けたのち身につけていきます。

「中級Ⅱ」
会話集/高校教科書(希望者): 日常会話を学びます。音読、英文の説明後、身につけます。会話練習もします。

「上級」
ニュース、映画、他: 音読、英文の説明後、身につけます。自由会話も行います。

●子供
教材
小学2、3年生: 英語の歌  
小学3年生~中学生: 会話集、中学教科書、問題集、その他

内容
「英語の歌」 : 年間28曲(2年間で56曲)を歌い、意味、発音やリズムを学びます。絵に色鉛筆で色をぬります。
「会話集」  : 決まり文句や重要な文法の入った540の英文を声に出して読んで身につけていきます。
「中学教科書」: 
  ・中学1年用教科書: 小学5年生から始めます。 本文の各ページを「身につくまで」くり返し音読します。
  ・中学2年用教科書: 小学6年    〃              〃
  ・中学3年用教科書: 中学1年    〃              〃
「問題集」  : 英検にも対応できるように、中学前に文法説明し、一緒に問題を解き始めます。

※余談になりますが、あの有名な夏目漱石氏は、「語学養成法」(1911)の中で次のように述べています。
要するにどう奮発しても、非常な無理をしなければ、英語教授の上に目覚ましい効果のありようはずはないと思う
彼の指摘する「非常な無理」とは何か。それは、「時間・教授法・教師の3つを改良すること」です。

これらを改良することが、漱石は「非常な無理」と考えたのです。
そして残念ながら、この考えは約110年後の現在も当てはまるのです。

当学園は、当初から、子供に対して、「実力のある英語の先生を育てる」のが目的で授業をしてきました。
漱石の言う「教師を改良すること」です。
それが日本の英語教育のために、当学園ができることだと考えているからです。

そのため、当学園では、「同時通訳の神様」と呼ばれた國弘正雄氏に顧問になっていただき、國弘氏が実行された勉強方法を採用してきました。 
その結果、受験でどんな問題が出ても対応できるよう、「本来あるべき英語学習」になっています。

※教育である以上、学習はだれでもできる方法であってほしいものです。
そのため、子供の講座では、単語、意味、発音のし方がすぐ分かるような資料を無料で配布し使用します。
その結果、学校の授業や、塾では身につかないような、高度な内容を効率よく身につけられるようになっています。

※夏目漱石氏は英文学者で英語教師でした。
生徒の皆さんも教えることに興味があれば、将来、中学、高校の英語の先生の資格を取ることも考えられます。
資格は今後の人生で役に立ちます。ただし、英語の先生になることも資格を取ることも「興味があれば」です。

※高校受験、大学受験では、「話せて、聞き取れる」英語も求められるようになりました。
音声を正しく聞き取れるようにするため、できるだけ小学2年生から入学してください。

レッスン時間

大人: 50分、週1回
子供: 40分、回数は以下参照

・小学2、3年生 :週1回(水、金、土) ※授業をすることになった曜日で振替えができます。
・小学4年生   :週3回(月、水、金)
・小学5年生   :週3回(月、水、金)
・小学6年生   :週3回(月、水、金)
・中学1~3年生  :週2回(月、金)

※小学4年生、5年生、6年生、中学1〜3年生の曜日の選択はできません。
英語が得意になるには努力をしなければなりません。家では当学園の指示に従って毎日、英語を勉強してください。
※高校からの「勉強方法に関しては」、特別に無料で指導を行います。

費用

入学金:1万円(短期個人授業の場合と入学しない場合は不要)

月額授業料:
●大人 
4月から1か月間無料(続ける場合は5月から8千円、翌年4月から1万円)

●子供
小学2、3年生 : 6千円 (4月から初年度、3か月間無料。入学して学習を続ける場合は7月から)
小学4~6年生 : 9千円
中学1~3年生 : 1万2千円

※外国語学習の始め方を広く理解していただくため、小学2年生と小学3年生に限り、初年度3か月間は授業料を無料とします。発音の習得に大切な時期ですので、遊びと考えずに、まじめにCDを聞き、歌うようにしてください。
ただし、歌の教材のCD(2,530円)は市販されているものをみなさんで購入していただきます。

※一般に授業時間が増えれば授業料は高くなります。
しかし当学園の指導の目的は、日本の英語教育で必要とされている「英語の専門家を育てること」であるため、小学4~6年生は大人の約半分以下にしてあります。
※ただし、英語の先生になる必要はありません。 

特待生制度

2016年度より、経済的な問題のある大人や子供に英語指導を行うため、当学園では特待生制度を新設しました。
尚、自薦他薦を問いませんが、公平を期するため、毎年、審査を行います。ご了承ください。